今回は「ゴルフ初心者がスコア100切りするために必要な7つのスキルと練習法」のパットに関する事 その1です。
パットに関するスキルは、自宅で練習をする事とラウンド当日に練習グリーンで練習をする事の二種類が有りますが、まずは自宅で練習をする事から説明をしたいと思います。
目標
パット その1でクリアする目標は、
50cm先の一点を通過させて2mまっすぐ打てる事
です。
ボールを置いた地点から、50cm先の目印に向かってまっすぐ打って、カップと同じ大きさの円の上でちょうど止まるくらいの力加減でパットが出来れば合格です。
ある程度ゴルフ経験の有る方なら、練習をしなくてもクリアできるでしょうし、全くゴルフ経験の無い方でも10球も打てば、一度くらいはクリアできてしまうであろう簡単な目標だと思います。
「いやいや。さすがに、たった50cmのパットをまっすぐ打てない訳が無いでしょう!?」という方は、次のスキルへ進んで下さい。
100切りするために必要なパットのスキルと練習方法 その2
目標がクリアできていないという方は、ここに書いてある練習方法に従って、自宅でパットを練習すればクリアが可能です。
練習方法
練習方法は、
一定の環境下で、同じパット練習を毎日繰り返す事
です。
50cm先に何か目印になるような物を置いて、その上を通過させて2mくらいの距離で止まるような力加減でパットをします。
必要な練習環境は、長さが2.5m程度の毛足の短いカーペットの部屋が有れば十分です。
練習をする場所がない場合は、市販のパターマットを用意するか、50cm角のタイルカーペットを5,6枚購入して敷くとよいでしょう。
ちなみに私の練習環境は、フローリングの部屋にタイルカーペットを置いて、ダイソーで買った仮想のカップを置いています。
仮想のカップは、まっすぐ打てている事を確認するための単なる目印なので、直径が10.8cm程度の物であれば何でも構いません。
パットの練習は、毎日10球だけも良いので、同じ環境での練習を繰り返して下さい。
自宅のパター練習に意味があるのか?
「芝目も傾斜もないし、コースによって速さも異なるので、パターは自宅で練習をしても意味が無い」
と考える方はたくさんいると思います。
私も、以前は市販のカップ付きのパターマットを使って練習をしていましたが「カップの手前で急な上り坂になっているようなグリーンは実際には無いのだし、こんな練習をした所で意味が無いな」と使うのをやめてしまいました。
パターマットには芝目を再現しているものもありますし、マットの下にCDのケースなどを敷いて傾斜を再現する事も可能ですが、実際のグリーンとは異なります。
そのような環境で芝目や傾斜に対応する練習をしても、コースに出て役に立つことはほとんどないでしょう。
ですから、自宅で行うパター練習は「まっすぐ打てるようになる事」と「一定の力加減で打てるようになる事」の2つに限られると思います。
スコア100が切れないうちは、パットで以下のようなミスが有りがちです。
1. ダフる。
2. 狙いと違う方向に打つ。
3. 短い距離をショートしたり、カップを行ったり来たりする。
この様な単純なミスをコースのグリーン上で出さないようにするためにも、自宅でパットを練習する意味が有ります。
一定の環境下で、同じパット練習を繰り返せば、ダフるといった単純なミスはすぐに出なくなると思います。
50cmまっすぐ打てるようになれば、狙いと違う方向に打つこともなくなるでしょう。
自宅で2mの力加減は、実際のグリーンでは3m転がるかも知れませんし、1.5mなのかも知れません。
ですが、毎日のように練習をすれば「このくらいの力加減で打てば、自宅ならちょうど2m転がる」という「パットの基準」が出来上がります。
コースの練習グリーンで、いつもの力加減でパットを打って3m転がったなら、その日のパットの基準は2mではなく、3mと置き換えてラウンドをすれば良いのです。
「ダフらない。まっすぐ打てる。パットの基準が出来る。」という点を考えれば、自宅でのパター練習は十分に意味があると思います。
さいごに
「これくらいの力加減で打てば何メートルくらい転がる」という「パットの基準」が有るのと無いのとでは、パットの難易度が大きく異なります。
グリーン上では入れ頃、外し頃と言われる2~3mの距離ですが、毎日打っている当たり前の距離ですし、まっすぐ打って仮に入らなくてもOKの距離が残るだけなのですから、自信をもって「いつものとおりに」打ってください。
そのためには、アプローチのスキルと同様に目標がクリアが出来た以降も、一定の環境下で練習をして、その「パットの基準」が狂わないように維持することが重要です。
毎日、10球程度で良いですから、一定環境下でのパター練習を繰り返して「パットの基準」を身につけてください。
次は、パットに関してラウンド当日に練習グリーンで練習をする事について説明をします。
練習方法などは次回の記事を参考にしてください。