ラウンドデータから導いた100ヤード以下のショットを安全かつ確実に打つ方法

天野山グリーン

前回までのラウンドデータを改めて見直すと、100ヤード以下のショットでミスが目立ちます。

合格点のショットが25%に対してまずまずのショットが25%で、残りの50%はミスショットという割合です。

練習場ではドライバーと6番アイアンだけしか練習してこなかったので当然の結果なのですが、そろそろ対策が必要なので考える事にしました。

まず、ミスショットについて原因を分析したところ、数の多いものから

1、ダフってショート。
2、番手違い。
3、トップしてオーバー。
4、距離感が出せず。

という結果でした。

ダフリとトップの対策

1と3のダフリとトップについては、フルスイングしている時に多く発生していて、AW,SWのフルスイングに関してはトップした挙句にOBと言う悲惨なミスにつながっています。

ある程度ロフトのあるクラブでトップをすると、本来はボールを上げる為の上向きに働く力が、トップをする事でそのまま水平方向に働いて距離に変換されてしまうわけですから、悲惨な結末になるのは当然です。

短い距離でダフったりトップしたりするミスは是非とも避けたい所です。

ミスショットが出る事を練習で克服するのは非常に時間がかかりますので、バンカー対策と同じく徹底的に避ける方向を取ります。

具体的には「ウエッジでフルショットをしない」という事にします。

ウエッジでフルショットしていた距離は番手を上げてコントロールショットをしたほうがミスが少なそうです。

番手違いの対策

2の番手違いの対策については、後でデータを見ると、85ヤードを残した局面で届くはずの無いSWで打って30ヤードもショートしていたりといった事が有りました。

フルショットをするとナイスショットした時とミスショットした時の距離差が大きく、軽く打ったつもりでもピンをオーバーしてしまったり、しっかり打てたはずでも届かなかったりということがあれば、次のホール以降でのクラブ選択に迷いが生じます。

ですので番手違いの対策は、余計な雑念は払って残り距離に応じた正しいクラブで自分を信じて打つ事につきると思います。

また、ミスショットによる距離のバラつきが多いフルショットをさける事も番手違いの対策につながります。

距離感が出せずの対策

今まで100Y以下はPW,AW,SWの3本のクラブで対応していましたが、フルショットでカバーできない距離は力加減をコントロールして打っていました。

感覚だけで強弱を打ち分けているので、同じ状況で繰り返し打てる練習場ではうまく打てても、コースではOBで打ち直しする以外は二度と同じ状況で打つことはないため、距離を合わせることが難しくなります。

解決方法は、US PGAゴルフツアーアカデミーのスコット・サケット先生のレッスンによると、3本のクラブと3段階の振り幅で距離をコントロールするスリーウエッジシステムを使うと良いそうで、江連忠プロも同様の理論でレッスンをされています。

ところがこのスリーウエッジシステムは、実際にやってみるとかなり難しいです。

3段階の振り幅を毎回正確に再現するのが至難の業です。

なんとか出来るのは腕を水平にする九時と三時の位置だけで、八時や十時といった中途半端な位置は八時半だったり七時五十分だったりして、ショットの度にばらつくので、結果として距離もばらつきます。

ですから、3段階の振り幅はあきらめて九時と三時の位置の振り幅だけを取り入れることにしました。

九時と三時の大きさといえば、6番アイアンで打ち込んだショートスイングと同じスイングの大きさなので、ちょうど好都合です。

私の場合、ショートスイングの大きさだとフルショットした時に比べて87%くらいの距離になり、今までPWで100ヤードを打っていたとすると87ヤード位が打てる事になります。

アプローチ用にデジタルなスイングをする

毎回、同じ力加減をコントロールして出せるようなスイングをするためには、スイングの大きさとかいったアナログな要素では無く、スタンスの開閉や手首のコックの有無などデジタルな要素で力加減をコントロールしたほうが簡単です。

例えば、ショートスイングで87%位の力加減で打てたとすると、そのままスタンスを閉じて同じように打てば10%位飛距離が落ちます。

その状態で手首のコックを使わないで打つとバックスイングの大きさが若干小さくなるので、さらに10%位飛距離が落ちます。

私の場合ですとSWのショートスイングで60ヤードで、そこからスタンスを閉じると46ヤード、さらに手首を使わないと32ヤードという距離になります。

まとめ

最後に、100ヤード以下のショットを安全かつ確実に打つ方法についてまとめます。

■ウエッジはフルショットしない
・ダフリとトップの原因になる不安定なショットを回避
・トップした場合のOBリスクを回避
・クラブ選択の迷いを回避

■基本スイングからデジタル要素で力加減をする
・基本スイングの大きさは九時三時のショートスイング
・スタンス開閉やコック有無などのデジタル要素で力加減する

■30ヤード未満はピッチエンドランで対応する

以上になります。

明日はラウンドの予定を入れていますので、実際にコースで試してみたいと思います。

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