以下は、去年の8月にゴルフを再開してから3回のラウンドを行ったスコアです。
回数 | 日付 | スコア | ショット | パット |
1回目 | 2015/08/29 | 117 | 80 | 37 |
2回目 | 2016/04/16 | 120 | 72 | 48 |
3回目 | 2016/06/17 | 113 | 69 | 44 |
2回目のラウンドの後に不思議に思ったのは「練習してショットは良くなっているはずなのに、スコアが悪くなっているのは何故だろう?」という事です。
ショットは80打から72打になって8打も減っていますがパットが11打増えているので、トータルすると3打悪くなっているのです。
2回目にラウンドしたコースではパットの距離感が合わずに苦労をしましたが、11打も余分に打つほどでは無かったはず。
同じスリーパットでもアプローチで寄せきれていないのか、パットの距離感が悪かったのかが今のままでは分析しようがありません。
そこで3回目のラウンドはできるだけ詳細なデータをメモに残すようにしました。
メモ帳を持参して毎打ごとに使用クラブや残り距離などを記入したのですが、これが結構大変な作業でした。
ポケットに物を入れるのがイヤなのでメモ帳はカートに積んだままにして移動している時に記入するようにしていたのですが、大叩きすると途中の状況を細かく覚えていなかったりして、書くのにすごく時間がかかってしまいました。
コツとしてはメモ帳は常に身につけておいて、ライと残り距離と使用クラブの3つだけで良いので打つ前にメモを取って、その他の補足は移動時などに書いたほうが良さそうです。
ちなみに実際のメモは以下のような内容になります。
東条 #2 PAR5 | ||||
打順 | ライ | 残距離 | 使用クラブ | メモ |
1 | T | 497Y | W1 | 180Yくらい |
2 | F | 300Y | U4 | トップして130Y |
3 | F | 170Y | U4 | 右に出たが木に当たって戻ってくる |
4 | F | 35Y | SW | トップして奥にこぼす |
5 | R | 20Y | PT | 斜面からグリーンオン |
6 | G | 5m | ||
7 | G | 80cm |
※ライの略称は T(ティーグラウンド),S(特設ティー),F(フェアウエイ),R(ラフ),B(バンカー),E(エッジ),G(グリーン)で記入しています。
このホールは5オン2パットのダブルボギーでしたが、このメモを見るとそのダブルボギーがどの様な内容で有ったかが分かります。
PAR5の3打目でグリーンまで35Yの所までなんとか持ってきているので、ここまでは問題ないと思います。
4打目のアプローチを寄せてワンパットで上がるか、最悪2パットのボギーとしなければならない所を、トップしてピンに寄らず。次の5打目も寄せきれずでダブルボギーになっています。
このホールの結果だけ見れば、40Y以下のアプローチが極端に下手で二回連続で失敗した事がスコアを崩している原因である事が分かります。
このようにして残り距離や使用したクラブを記入しておけば、後からの弱点分析にかなり役立ちます。
ラウンド後はドライバーなど長い距離でのOBやミスショットが印象に残りがちですが、実際にデータを使って分析してみると自分では得意だと思っている事が得意とするレベルに達していなかったりミスが多いという事が有ると思います。
次は、残されたデータから弱点を見つけて、練習課題を設定する方法です。
まずはスコアをショット、アプローチ、バンカー、パットの4種類に分類します。
ショット (ピンまで40Y以上有るもの全て)
アプローチ(ピンまで40Y未満かつグリーン上で無いもの全て)
バンカー (バンカーで打ったもの全て)
パット (グリーン上で打ったもの全て)
このうちショットはさらに、使用したクラブごとに結果を○△×3種類に分類します。
ドライバーの場合
○:150Y以上かつフェアウエイ
△:120Y以上でフェアウエイまたはラフ
×:120Y未満かOB
セカンド以降で運ぶ場合
○:各番手の最低飛距離以上かつフェアウエイ
△:各番手の最低飛距離マイナス10%以内かつフェアウエイまたはラフ
×:各番手の最低飛距離マイナス10%以上かOB
グリーンを狙った場合
○:ピンまでの残り距離が飛距離の10%以内
△:ピンまでの残り距離が飛距離の15%以内
×:上記以外
更に細かく分析するのであれば、アプローチも一定の基準を作って分類すれば良いと思いますが、90以上のスコアであればこれくらいで充分です。
アプローチは細かく分析しなくても、各ホール必ず1打だけで以降のパットは1打か最悪でも2打なはずだからです。
アプローチを2回打っていたり、残りを3パットしたのなら最初のアプローチは一打罰と同じ意味なのです。
こうして、スコアを分解して分析してみると自身の弱点が一目で分かります。
まずドライバーのデータは以下でした。
使用回数(比率) : 14回 (12.39%)
内訳 ○ : 9 (64.28%) △ : 4 (28.57%) × : 1 ( 7.15%)
出来れば一個有る×を減らしたいですが、これを無くすには相当な量を練習しないと無理な気がします。
練習量の割にスコアアップには効果が薄いので、ここは目をつぶります。
次に4番ユーティリティです
使用回数(比率) 5回 (4.42%)
内訳 ○ : 1 (20.00%) △ : 2 (40.00%) × : 2 (40.00%)
まともなショットは2割で4割はOBを打っています。
クラブの使用率は全体の約4%と少ないですから、練習して上手くなるよりはしばらく封印したほうが良さそうです。
次に7番アイアンです
使用回数(比率) 14回 (12.39%)
内訳 ○ : 7 (50.00%) △ : 2 (14.28%) × : 5 (35.72%)
思ったよりもチョロやOBなどのミスショットが多いです。
7番アイアンは自分では得意と思っていたのですが実際は「ドライバーに比べればいくらかまともに打てる」というレベルであって、こうして数字で見れば弱点なのがはっきりと分かります。
その他のクラブはSWを5回使用していて、残りのクラブは1,2回という使用状況でした。
以上の結果から、4番ユーティリティはコースで使うのをやめて、練習で7番アイアンの精度を上げればスコアの短縮ができそうです。
さらにスコアが短縮出来そうなところはアプローチとパットです。
・アプローチを二回打たない。
・アプローチは3パットしない所に寄せる。
・パターは狙った距離プラスマイナス80cmの距離感が出せる。
というレベルになれば、スコアの短縮が出来そうです。
今後は、練習場では7番アイアンを中心に練習をして、アプローチとパターに関しては自宅で出来る練習方法を考えてみたいと思います。
【2016/06/30 追記】
練習場では6番アイアンを使ったショートスイングの練習をすることにしました。
さらに自宅では、ダイヤ アプローチ名人を使って練習をしています。
ダイヤ アプローチ名人の使い方 ~ランニングアプローチ編~