※今回の記事は「【練習ラウンド】天野山パブリックゴルフ場 2017/04/23」をお届けする予定でしたが、事情によりタイトルを変更してお送りします。あしからずご了承下さい。
昨日は、天野山パブリックゴルフ場をラウンドしてきました。
今回は、家族が車を使っているので、電車でゴルフ場に向かいます。
コースまでは、近鉄/南海の河内長野駅から一時間に一本、送迎バスが出ています。
自宅から河内長野駅までは電車で30分で、そこから送迎バスは渋滞が無ければ20分くらいでコースに着きますので、自宅から車で向かうよりも早く到着します。
電車なのでプレイ中のアルコールも問題なしですが、ちょうど去年の今頃に脱水症状で体調を崩して入院をして以降、炎天下でのアルコール摂取はしないようにしています。
コースに着くと、運悪くコンペと重なってしまったようで、スタートまで二時間待ちと言う事で、仕方なく練習場で練習をすることに。
プリペイドカードを購入して練習場に向かうと、ちょうど某ゴルフショップが出張試打会をしていました。
PINGのG30ドライバーが目に留まって、ちょっと打ってみたいなぁと思っていた所に、すかさず店員さんが話しかけてきます。
「二時間もスタート待ちがあるんですから、G30以外にも沢山打って下さい。なんなら、ここにあるドライバーを全部打って試してみてくださいよ。」
と言うので、何本か選んで打たせてもらうことにしました。
せっかくなので普段は打てないようなドライバーを打ちたいと思い、ゲロンディーの長尺とかPRGRの飛びすぎるヘッドとか、変わったモデルを探していたのですが、残念ながらありません。
そこで、まず選んだのは、XXIOプライムの2007年モデルです。
シャフトの長さは46インチ。いつものドライバーより1インチ長いだけですが、構えるとボールが遠く感じます。
準備運動もしていないので、振り遅れないように軽めにスイングしたところ、ボールは高く飛び出して、向かいのネットを飛び越えそうな勢いでボールが飛んでいきました。
「うぉ~~~~!ナイスショット!」
試打と関係ない周りの打席もざわめくほどの、今まで打ったことが無いナイスショットが飛び出しました。
2球目は身体が開いて振り遅れたので、大スライス。
後ろから見ていた店員さんには「今のは身体が開きましたね」とミスの原因をしっかりと見抜かれてしまいました。恐るべし。
その後、3球を打ちましたが、今まで打ったことがない高弾道のものすごい球が出ます。
「XXIOはシニア向けのモデルだと思って敬遠していたけど、もう自分はほぼシニアの世代なのだから、無理をせずにやさしい道具を使ったほうがいいのかも知れない。」
と認識を改めるようになりました。
次はPINGのG30ドライバーを打ちましたが、ボールが上がらないうえに球が左右にバラけて、いつも通りのティーショットです。
他にも気になるドライバーを何本か打たせてもらったのですが、やはりXXIOプライムが気になって仕方が有りません。
結局、最後にXXIOプライムに戻って3球ほど打ちましたが、やはり良い球が出続けます。
最初の初心者セットから数える事4本目にして、初めて手にする魔法のドライバーです。
もちろん、躊躇することなく購入することにしました。
ラウンドの邪魔になるのでお会計を済ませてドライバーは預かってもらう事に。
その後、持ってきたアイアンを軽く練習して、少し時間は早目ですがOUTのスタート小屋に向かいます。
ずいぶん待たされることを覚悟していたのですが、コンペの組の間に切れ目が有ったようで、そこに潜り込ませてもらう事になりました。
心ここに有らず
気になるスコアはOUTが9オーバーの47で、INが7オーバーの31という、あと一息というスコアでした。
19ホールで16オーバーなので実力的にはこんなものだと思いますが、出来ればあと6打は減らしたいところです。
今日はグリーン面が固く、直接落としてしまうと必ずと言っていいほどボールが奥にこぼれてしまいます。
打ち下ろしの短い距離のコースがほとんどで、グリーンにはボールマークが付くのですが、今日は地面がコンクリートで出来ているのか?と言うくらい固く、ボールマークも全く付きません。
ラウンド中はそれなりに集中はしていましたが、ショットの記録をつけていないせいか、ラウンドの記憶が全くありません。
それよりも、預けてあるXXIOプライムが気になって、早く自宅に戻っていつもの練習場でヘッドスピードを計測したうえで打ち比べをしたい。という思いが強かったです。
ドライバーにかけられた魔法の正体
ラウンドを終えて送迎バスまでの時間が20分ほどあったので、練習場に行って預けてあったXXIOプライムを引取ったついでに、打ってみる事にしました。
相変わらず絶好調で高弾道のストレートボールがバンバン飛び出します。
隣の打席では、老夫婦が練習をしていましたが、私の打つドライバーの球を見て旦那さんが、教えている奥さんに向かって
「お前は力みすぎなんだよ!隣の人はリズムよく軽くシュッと振るだけであんなに飛ばせてるじゃないか。ドライバーはああいう風に振るんだよ!」
という声が聞こえてきます。
反対側の隣には誰もいなかったので、隣の人とは私の事なのですが、それくらい魔法がかかったようなドライバーショットが打てるのです。
そう、天野山打球練習場では・・・。
自宅に戻って、いつものニュー堺ゴルフセンターに行って打ってみると、ドライバーに掛けられた魔法は12時過ぎのシンデレラのようにすっかり解けてしまっていました。
念のため、ショットマークシールで打点を確認しながら、GST-5Wでヘッドスピードを計測しましたが、高弾道と思っていたのは単にフェースの上で打っている天ぷら球で、しかもヒール寄りに当たっているので途中で失速するような棒球になっていました。
天野山打球練習場の奥行きの広い景色では、向こう側のネットを飛び越すような高弾道の球に見えましたが、いつもの練習場に来てみると真上のネットに当たってしまうような恥ずかしいくらいの天ぷら球で、しかも距離が出ていない事が解って愕然としてしまいます。
1インチ長いシャフトもヘッドスピードの向上に寄与するどころか、むしろ少し遅くなっているくらいです。
「初めての練習場で打つ初めてのドライバー」という魔法が解けてしまって、いつものドライバーショットに逆戻り。
打席後ろのベンチに腰かけて、うなだれながら「阪神君が大きい魚釣った言うから見に行ったら、魚が大きいんと違うねん。阪神君が小さいだけやねん。」という指圧野郎のオール巨人師匠のモノマネがなぜか脳裏をよぎります。
「こんなはずじゃない。こうなったら、XXIOプライムであの球を本当に打てるまで練習してやる。」
ムキになって140球も試行錯誤で打ってしまいましたが、芯に当たってミートが出来たとしても、いつものドライバーと同じような弾道です。
シャフトが1インチ長かろうが、ロフトが1度寝ていようが、私のばらつくスイングの前では誤差の範囲の数値でしかないのです。
ちなみに動画を取りましたが、こんな感じです。
天野山打球練習場で隣り合わせた老夫婦は、どこを見て何をお手本にしようとしていたのでしょうか?
ひょっとしたらあの老夫婦の存在も魔法だったのでしょうか?
簡単に打てる魔法のドライバーなんて、この世の中には存在しません。
もし存在するのであれば、ゴルファー全員が購入していると思いますし、ドライバーショットで悩んでいる、red_isleさんやそらさんをはじめとする皆さんには、一番に教えてあげたいです。
みなさまも「初めての練習場で打つ初めてのドライバー」という魔法には、くれぐれもご注意ください。
コメント
こんにちは、あきよしです。
GWいかがお過ごしでしょうか?
今日は絶好のゴルフ日和ですね。
仕事なのが恨めしいです。
試打って本当に不思議ですよね。
何がそうさせるんでしょう。
その魔法、私も何度もかかったことがあります(笑)
練習場やお店の鳥かごで新品・中古に関わらず、初めて握るクラブってその時はすごく上手く打てますよね。
で、購入してラウンドで使ってみたら全然ダメだったり…
恐るべし、初めて効果!
これからはよく見極めようと思いますが、調子が悪いとまたやってしまいそうな気がします。
P.S.
動画拝見しましたが、そんなに悪いあたりには感じませんでしたが…
いつもコメントありがとうざいます。
GWは暦通りの出勤で、後半に一回だけラウンドがありますが、残念ながら雨の予報です。
わざわざ雨の日にゴルフするのもどうかと思いますので、本当はキャンセルをしたいのですが、勤務先の社長をはじめとした重鎮の方々のお誘いなので、断ることが出来ません。(苦笑)
ですので、初めての雨ゴルフになるかも知れませんが、カッパを持参の上、スコアは度外視で頑張りたいと思います。
ドライバーの魔法の件ですが、やはりいつも打っているドライバーやスピード測定器など、正確に比較する物差しがないと判断ができないですね。
今回は、何本か打って一番いい当たりのドライバーを選択しましたから、比較ではなく消去法で選択しているので、これが間違いの元だったと思います。
もうゴルフ道具は腕前に比較して十分すぎるほど揃っていますので、もうこれ以上は買わないようにしたいと思います。(本当か?)
動画のあたりについてですが、練習場の二階から撮影していますので分かりにくいかも知れませんが、ボールの高さが10メートル位しか上がっていなくて、そこからお辞儀をするような低い球です。
最低でも15メートルくらい高さがないと、少し打ち上げているホールではドライバーが使えない上にセカンド以降も苦労をするので、今のところは実戦投入が厳しいと思っています。
とは言え、長尺で軽いドライバーなのでしっかり振れるようになれば、確実に飛距離はアップするクラブなので、いつかは練習をして使いこなせるようになりたいと思います。