前回の練習の様子を後方からビデオ撮影していたものをチェックしていると、毎回、同じ所を狙って同じようにスタンスをとっているつもりでも、微妙に角度が違っている事に気づきました。
スイング軌道やインパクトが正確でも、とんでもない方向を向いているのであれば意味が有りません。
正しいスイング軌道を身に付ける練習をしている時は、毎回、同じ位置にボールを置いて一定の方向にスタンスをとる必要があると思います。
スコット・サケット先生の教えでは、写真のようなクラブとボールを使った「アライメントステーション」を使えば良いそうなのですが、余分なクラブは練習に持って行かないですし、周りのギャラリーから注目を集めてかなり恥ずかしい思いをしたりします。
もっと、さりげなく手軽にできる方法は無いものか?と思案していた所、こんなものを見つけました。
コンプレッションボードと言う練習器具で、使い方は見た目そのままです。
youtube に行って compression board で検索するとたくさん動画が見つかると思いますので興味の有る方は探してみてください。
この練習器具であれば練習場のマットの上にさりげなく置いてアライメントステーションの代わりになりますし、スイング軌道がぶれるとクラブが板に当たるので、はっきりと分かります。
またボールを置く位置が毎回同じになりますし、ボールの1、2個先の目印が最下点に来るようにスイングすれば、自然とダウンブローのスイングが身につく、など沢山の利点が有ります。
「アイアンの正確性を向上させる」という今の私の練習テーマにうってつけな、とても良い練習器具だと思うのですが、残念なところも有ります。
それは、ダフって板を叩くとものすごい音がする事と、使っているうちに割れてしまうのではないか?という耐久性の問題です。
道具自体はコの字型に切った板に線が引いてあるだけですから、何か別の素材を使って自作すれば良いのですが、問題は素材を何にするかです。
最初はダンボールを使って作る事を考えたのですが、強風で飛ばされたり、水分や衝撃に弱く、ほぼ使い捨てになるので、毎回加工するのが面倒です。
そこでいろいろ考えて出した結論は、透明のデスクマットを使うということです。
早速、Amazonで調べた所、幅600mm、奥行き450mmのものが667円で購入できました。
コンプレッションボードの大きさは、ボールの大きさから推測すると、幅450mm、奥行き250mm位の大きさなので、購入したデスクマットから二枚作れることになります。
そこに、幅220mm、奥行き150mmの切れ目を入れてコの字型にカットします。
コの字に入れた切り込みの底からボール一個半分の約6.5cmの所に最初の印を入れて、そこから端に向かってボール半分の2.15cm間隔に白い線を6本引けば出来上がりです。
と言うわけで、試作品がこちら。
白線は裏側からビニールテープを貼っています。
写真では曲がって見えますが、巻きぐせが取れて気になるようでしたら、テープを貼り直して調節したいと思います。
本当は、今日練習場で試してみるつもりだったのですが、時間も遅くなってしまったので週末のお楽しみとする事にしたいと思います。
※この練習器具を実際に試した記事はこちらです。
【練習】ニュー堺ゴルフセンター 2016/03/13